研修医dereeの雑記帳

書きたいことを書きたいだけ

臨床実習の思い出 循環器内科

こんにちは。今日は適当に書きます。

雑記帳ですからね。

 

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循環器内科といえば、内科の中でも王道であり、カテーテル治療などで表舞台に立つことの多い花形の科でもあります。学生実習ですから、それこそ

「胸が痛くて苦しんでいた人が、治療であっという間に楽になる!」

みたいな典型例が見られるんだろうなー、なんて思っていたわけです。若き私は。

実際はどうだったか。

 

何だこの矢印は・・・

 

画面に映し出されているのは、血管の立体モデルとたくさんの球体、そして妙な動きをする矢印。。。

ご存知のかたもいるとは思いますが、はじめての循環器内科実習で見たもの、それは

 

カテーテルアブレーション

 

だったのです。

カテーテルアブレーション:足の付根など太めの血管から細長い針金状の器具を入れて、不整脈の原因をじんわりと焼く治療法。手術より体へのダメージが抑えられ、薬より確実に治療できるので、期待の大きい分野らしい。

今でこそカテーテルアブレーションの重要性が(ふんわりと)理解できるようになりましたが、アブレーションの存在も知らない(講義中寝ていた)私には

・使ってるのはカテーテルらしいけど

・画面はバグった中華製ゲームみたいだし(失礼)

・心電図の波形もよくわからんし

・他の治療よりひたすら時間がかかる

という何がいいのかよくわからないものでしかありませんでした。なんて失礼な奴でしょう。

 

実習は数週間続きますから、その間にPCI(テレビでよくやってるやつ)に当たればまだ良かったのですが、結局実習期間中は、

アブレーション

アブレーション

アブレーション

よくわからない眠たい時間がかかるの辛さ三拍子が続き、循環器内科に抱いていた微かな憧れは日々薄れ、

 

(循環器内科はやめておこう・・・)

 

と心に誓ったのでした。

 

 

 

     まあ、初期研修では(ほぼ)逃れられないんですけどね!!